いただきます・ごちそうさま |
「いただきます」「ごちそうさま」 |
![]() 「いただきます」「ごちそうさま」「いただきます、ごちそうさま」──。 「いただきます」「ごちそうさま」。 諸外国には、「いただきます」や「ごちそうさま」に当たる言葉はありません。 日本古来の習慣・文化で、表現豊かな言葉なんですね。 「いただきます」「ごちそうさま」。 私は、その源にある考え方である「感謝する」という気持ちがこもった、 「優しい言葉」だと思っています。 ![]() 以前、新聞で、 『 給食の時間に、うちの子には「いただきます」と言わせないでほしい。 給食費をちゃんと払っているんだから、言わなくていいではないか。 』 ...と、学校にクレームをつける保護者がいる──。 といった内容の記事を読んだ事があります。 私たちは、動物や植物の“命”をいただいて食事をしています。 その“命”に対する感謝の気持ちが、 「いただきます」であり、「ごちそうさま」なのではないでしょうか。 また、愛情を込めて料理してくれた人や、 生産者、自然の恵みに対しての感謝する気持ちが、 「いただきます」であり、「ごちそうさま」なのではないでしょうか。 「お金を払っているんだから「いただきます」はおかしい。」... ...確かに、十人十色でいろいろな考え方があっていいと思いますし、 このような考え方もあってもいいとは思います。 ただ、しかし、このような考え方は、 連鎖的に窮屈な考え方をもたらす、危険な感じもします。 お金や宗教などの問題ではなく、動物や植物の “命” が、 人の “命” を養っているのは事実です。 「お金さえ払えばこっちの勝手だ。」 という考え方は、 食べ物を粗末に扱う風潮、そして“命”をも粗末に扱う風潮を 生み出す事にもなりかねないのではないでしょうか。 「いただきます」「ごちそうさま」を言えばいいという事でもなく、 そして、躾(しつけ)や礼儀とか、お金や宗教なども関係なく、 そう、その源にある考え方、「 感謝する 」という気持ち。 それが大事なのではないでしょうか。 今の世の中、食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べられます。 そういった世の中だから、そういった現代だからこそ、 「 感謝する 」という気持ち──。 もう一度考えてみる必要があるのではないでしょうか──。 ![]() ![]() ![]() |
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